小売業界の新業態に注目
インターネットショッピングの普及や消費者の嗜好の多様化などにより、小売店は、深く顧客のニーズくを分析し、現代の消費者のニーズを把握することが重要となっています。
コロナ禍以前から見られていた小売店の新業態への進出は、さらに加速しています。

↓動画をクリックして開始↓
アパレルブランドの食品業界参入
自社のTシャツの材料を有害薬品などの影響を鑑み100%オーガニックコットンに切り替えた経験から、食品業界においても安心・安全な商品、製造において環境への悪影響を最小限に抑えることを掲げて、スパイスやドライフルーツ、オイル漬け魚介類、自然酒など、厳選した材料を使用した食品のラインナップをそろえています。*2

コスメショップと書店の融合
無料の大型パウダールームの設置により、来店客が店内のテスターや試供品を自由に試すことができたり、検索端末にてコスメ商品の口コミをその場でチェック出来るという、美に関する情報を多角的に得られる場でありながら、気になる書籍があればその場での購入ができるという、消費者の利便性向上に視点が置かれた取り組みが話題を呼びました。(株式会社コスメネクストはその後も実店舗を拡大。2021年には親会社と合併し、現在株式会社アイスタイルリテールとしています。)
無人餃子の販売
2020年ころから数を増やしている無人餃子販売店。*3 コロナ禍の「誰にも会わずに買物をしたい」という消費者の需要にピッタリ合ったこと、また「無人販売」といえば、農家の車道脇にある野菜の無人販売を連想することが一般的ですが、街中に突如として現れた斬新なアプローチから話題になり、今でも需要が伸び続けています。
最近では、冷凍ラーメンやチャーハン、惣菜などを販売する店舗も見られ、更にビジネスが拡大しています。
コスメショップの無人販売店舗
接客なしでは商品の価値が伝わりにくいと考えられるコスメ業界ですが、オンラインカウンセリングと無人販売を組み合わせた、新しい体験価値を提供しています。

暮らしの基本を支える商品の提供へ
2022年から毎週土曜日にPOP-UPストアを開店し、地域住民と双方向のコミュニケーションを図り、課題やニーズの把握を行ってきたとのことであり、そのニーズを生かして新業態店舗のオープンとなっています。
今までの小売にみられた店舗数を増やせば収益が上がる時代から、より戦略的に消費者の好みやライフスタイルを分析して製品やサービスを見直し、テクノロジーを活用して効率を上げていくことが必要な時代へと変化しています。
参考
*1 経済産業省 第1回百貨店研究会
*2 Patagonia Provisions
*3 ITmediaビジネス 増え続ける「ギョーザ無人販売所」はどうなる? ブームの次を見据えた“新たな戦略”
*4 PRTIMES オルビス、業界初となる無人販売店舗『ORBIS Smart Stand』ローンチ
*5 DIAMOND Chain Store