スマホの登場で私たちの生活はどのように変わったのか?
Share
実店舗を持つ小売企業では、モバイルを使い店舗のKPI(重要評価指標)を、いつでもどこでも確認ができるようになっています。Flow Solutionsが提供するモバイルアプリを利用し、リアルタイムの売上進捗や店舗KPIデータを本部と店舗が共有することで、売上向上を実現しています。

1. スマートフォンの普及
スマートフォンが本格的に市場に浸透するきっかけとなったのは、2007年に登場したiPhoneです。Windowsの誕生から約36年後のことを考えると、その進化のスピードは驚異的と言えるでしょう。
日本国内のスマートフォン普及率は現在、全世帯の80%以上に達しており*1 、多くの国民に普及しています。この普及によって、生活や仕事に大きな影響を与え、人々の行動を変化させました。
まだスマートフォンが存在しなかった時代ー電車の乗り継ぎにも苦労し、旅行先で行きたい場所にたどり着くのにも一苦労していました。それが今は、電車の最新の運行情報を調べることができ、行きたい場所は地図アプリで容易に検索してスマートフォンがGPSを使ってナビゲートしてくれる時代です。技術の進歩に対しては畏怖の念すら感じてしまいます。

2. スマートフォンの登場で大きく変わった私達の生活
検索やYouTubeなどの動画サイトの閲覧は、PCよりもスマートフォンで行う人が多いでしょう。いつでもインターネットにアクセスできる環境が整い、情報を探し、理解し、入手することが非常に容易になりました。これはスマートフォンの大きな功績のひとつです。
② 商品・サービスのデジタル化
インターネット回線事情は、家庭用光回線が2003年に登場してから急激に高速化し、スマートフォンの回線速度もそれに伴って飛躍的にスピードアップしました。その結果、映像、音楽、書籍、ソフトウェアなど様々な領域のデジタル化が進み、物理的なパッケージの購入やレンタルサービスの利用者が減少しました。小売業の収益最大化に欠かせない、顧客満足度を向上させるための店舗分析技術もデジタル化の恩恵を受けています。
-関連ツール: [Flowの 来店計測・店舗分析ツール] 
③ SNSの普及
スマートフォンの登場で爆発的に普及したのが、SNSです。
2008年にTwitterが上陸してから日本でも立て続けに様々なサービスがリリースされ、人々はSNSを使って自分発信や仲間との交流、新たな人間関係の構築に勤しみました。
スマートフォン利用者のほとんどはSNSを利用し、日常におけるコミュニーケーションの枠組みは大きく変化しました。それは不特定多数との新たなコミュニケーションを生み出した一方で、匿名性ゆえに誹謗中傷を増加させたとも言えます。
④ 電子決済
スマートフォンの機能としては、カメラやテレビ、電子書籍リーダーなど様々なものがありますが、通信環境の発展と連動したキャッシュレス化の波はスマートフォンにも及び、決済機能が付加されるようになりました。そして近年のペイ系決済やプリペイド系決済といった決済手段の多様化は、まさにモバイル環境の利便性と拡張性を表していて、スマートフォンさえ持っていれば、日用品クラスはほぼ買い物できないものはないと言って過言ではありません。
【おすすめポッドキャスト】
スマートフォンが普及して、私たちは日常のあらゆる情報をすぐ確認できるようになりました。しかし、小売の現場では依然として「データは見られるけれど、動く時間がない」という課題が残っています。その理由と解決策を、現場の視点から短くまとめたポッドキャストです。店舗運営の「詰まり」を感じている方には特に参考になります。
3. クラウド技術の普及
スマートフォンの登場とともに進化してきたのが、クラウド技術です。
インターネットにいつでも、高速に、高処理でアクセスできる環境が整ったことにより、スマートフォンに提供される様々なサービスはクラウド技術と密接に結びつき、巨大データサイズのファイルを端末内に保存する必要はなくなりました。スマートフォンとクラウド技術は切っても切れない密接な関係と言えるでしょう。
こうした変化は、人々の生活に大きく関わっている小売業をはじめとするビジネスの内部にも起こっています。
企業のエコシステム全体のデジタライゼーションは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と呼ばれ、近年海外では急激に導入が進んでいます。そしてその流れは、日本にも波及しており、小売店舗の売上最適化の選択肢として店舗分析技術が取り入れられています。
「1分でわかる店舗分析」
↓動画をクリックして開始↓
【あわせて読みたい】
◆ モバイルを使って店舗の来客数や接客数、属性などを手軽に計測ー新機能Clickerとは
4. スマートフォンの次は?
次に普及すると考えられている技術として、「音声インターフェース」「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」が挙げられます。
音声インターフェース (Voice/Audio Interface)
音声入力で自宅の家電を制御したりネット検索してくれるAlexaなどが代表例ですが、AIスピーカーや音声認識アシスタントは文字を手入力したり指でリモコンを操作する必要がなく、音声による入力ですべてをまかないます。IoT技術の最たる例としていち早く立ち上がり、今そのカバー領域は日毎に拡大しています。
VR (仮想現実/Virtual Reality)
映像の世界(仮想現実)に実際に入り込んだかのような体験ができる技術。目を完全に覆うVRヘッドセットを装着することで、まるで目の前で繰り広げられる世界にいるかのような「没入感」が得られます。ディスプレイ技術もマウント型から眼鏡型に進化しつつあり、もう大掛かりなハードを必要としない技術革新が起こっています。
現実の世界に仮想の世界を重ねて「拡張」する技術。スマートフォンゲームアプリの「ポケモンGO」や、カメラアプリ「mixta AR」が近年有名ですが、カメラを通して見ている世界にCGを合成し、独自の世界観を生み出しています。デジタル組成されたCGが生み出す先進性と画面内に映った現実世界が融合することで生じる新たな感覚は、これから益々一般化されていくと思われます。
まだあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、前述ARをさらに発展させたもので、カメラやセンサー、位置情報などを高速処理し、ARで表示されているCGがあたかもそこにあるかのような立体感を生み出します。その対象物の後ろに回ったり触れることができるという、まさに「リアルとデジタルがミックスされた世界」です。

-小売店でのおすすめモバイル利用: [Flowの 来店計測・店舗分析 ツール]
【あわせて読みたい】
◆ 客数を増やすには?店前の通行人を来店客に変える5つのポイント
◆ VMD担当者必見!店内レイアウトの効果測定法とは
〈注釈〉
*1: 総務省令和2年版 情報通信白書