
小売店舗の購買率とは?なぜ重要?
Share
購買率=転換率=コンバージョン=購入率=買い上げ率???
どれも同じ意味合いで使われるこの指標、売上を上げるために最も近道となる重要指標(KPI)であることをご存知ですか?
「1分でわかる店舗分析」
↓動画をクリックして開始↓
TOPICS:
1. 購買率とは?
2. 購買率の算出方法は?
1. 購買率とは?
2. 購買率の算出方法は?
3. この値を知ることで、どんなメリットがある?
4.購買率を上げるには?

1. 購買率とは?
入店したお客様のうち何人が購入に至ったか?という割合のこと。
「売上」は様々な視点から算出できますが、その構成要素の一つが購買率。まず一般的に知られている売上式から、因数分解をして購買率がどう関わっているのかを見てみましょう。
一般的な売上式: 売上=購買客数✕客単価 購買客数は入店客数✕購買率ですので 売上=入店客数✕購買率✕客単価 と書き直すことが出来ます。 |
毎時間入店されるお客様を、どの位「購買者にできた」もしくは「出来なかった」を数値化したこの購買率は、目になかなか見えづらいパフォーマンスの評価方法として、注目されています。
2. 購買率の算出方法は?
入店客数と購買客数を把握することで導き出せます。
取引のあった購買客数を入店客数で割った値に100をかけます。
例えば、100人の入店者数があり、そのうちの20人が購入したとします。
すると、20÷100=0.2
購買率は、20%となります。
3. この値を知ることで、どんなメリットがある?
このKPI(主要業績評価指標)は、店内の顧客サービス、マーチャンダイジング(お客様に商品を買っていただくために、商品の企画・開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などを、戦略的に行なう活動のこと)の業績を評価するのに、大変適した指標です。すなわち、店内をどれだけ有効に活用しているかを可視化することができます。
例えば、データを見た時に、入店者数が多いのに転換率が低く出たとします。
このことから考えられることは...集客は出来ているにもかかわらず、購入に至るまでの顧客サービス、マーチャンダイジングがうまく機能していないということ。
このことから考えられることは...集客は出来ているにもかかわらず、購入に至るまでの顧客サービス、マーチャンダイジングがうまく機能していないということ。
①スタッフ教育の再確認
②アプリを活用して購買意欲を高めるように仕掛ける
③スタッフシフトの見直しで、お客様との接点を増やしたり、店内環境を整える
④マーチャンダイジングの見直し
などに取り組むチャンスです!
反対に、入店者数が少ないにもかかわらず転換率が高い場合は、スタッフの功績をたたえて、士気をさらに高めましょう。
②アプリを活用して購買意欲を高めるように仕掛ける
③スタッフシフトの見直しで、お客様との接点を増やしたり、店内環境を整える
④マーチャンダイジングの見直し
などに取り組むチャンスです!
反対に、入店者数が少ないにもかかわらず転換率が高い場合は、スタッフの功績をたたえて、士気をさらに高めましょう。
【おすすめ記事】
正確な購買率を出すには、POSデータのみではなく、正確な来店者数が必要になります↓
客数の把握はできていますか?来店カウンター設置のススメ
PDCAについて参考にしていただきたい記事はこちら↓
小売店でPDCAサイクルを回すための5つのヒント
4. 購買率を上げるには?
・来店されたお客様に対して買っていただく確率を増やすこと。
・顧客ロイヤリティーを高め、来店頻度を上げてもらうこと。
定期的に入店者数と購入者数を測定し、プロモーション変更の都度、その前後の購買率をデータ比較していきます。入店カウンター(トラフィックカウンター)を使うと、正確で継続的な安定したデータを利用することができます。
具体的な施策としては、お客様が購入したいと感じる空間を作ること。レイアウト、POPの活用、実空間を利用してブランド観を提案するVMD、店舗内を長く回游していただくための導線作りが挙げられます。
購買率は定期的に測定し、何か店内で変更することがあれば、その都度変更前後での購買率データを比較していきましょう。
この値を正確に、継続的に測定するには、トラフィックカウンター(TC)などのツールを使います。
購買率や他KPIのデータをどんどん貯めて、過去と現在を比較していきましょう!
購買率は定期的に測定し、何か店内で変更することがあれば、その都度変更前後での購買率データを比較していきましょう。
この値を正確に、継続的に測定するには、トラフィックカウンター(TC)などのツールを使います。
購買率や他KPIのデータをどんどん貯めて、過去と現在を比較していきましょう!