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VMDとは?店舗 VMD 効果の測定方法を解説

VMDとは?店舗 VMD 効果の測定方法【重要な4つのKPI】を解説

この記事ではVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)について解説していきます。VMDとは、店舗内のビジュアル要素を活用して商品計画(MD)とマーケティングを結びつけ、来店客に商品を効果的にアピールすることで売上を最大化する戦略です。

VMDの要素には、商品棚、ビジュアルコンセプト、具体的なビジュアルがあり、これらを活用することで販促効果を高められます。

VMDの効果測定には数値化(データ化)が不可欠です。入店率、購買率、UPT、エリア別滞在時間などのKPIをデータ計測し活用することで、顧客トレンドを把握し、効果的なVMD戦略を実践できます。

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目次


◆ VMD効果検証ケーススタディ:Flowを活用した事例

1.VMDとは?

VMD(Visual Merchandising/ビジュアル マーチャンダイジング)とは、店舗内でブランドのMD(商品計画)と連動したマーケティングを、ビジュアル要素を通じて実施する手法を意味します。

単なる「装飾」ではなく、売場づくり・ディスプレイづくりを通じてブランドメッセージを伝えるマーケティング活動であり、来店促進や購買意欲の喚起を担います。

 

2.VMDの構成要素とメリット

VMDの構成要素は以下の3つです。

  1. 商品棚(IP: Item Presentation) – 訴求商品を魅力的に陳列する什器や棚。
  2. コンセプトを伝える(VP: Visual Presentation) – キービジュアルやキャッチコピーでブランドコンセプトを表現。
  3. 具体的なビジュアル(PP: Point of Sale Presentation) – 利用シーンや特長を伝え、購買意欲を喚起。

VMDは非接客でも効果的な商品訴求やブランドの世界観を発信でき、スタッフの接客機会創出にもつながります。

◆ VMD効果検証ケーススタディ:Flowを活用した事例


3.実店舗VMD 効果の測定方法

3.1 効果検証には数値化=データ化が必須

「来店者が増えた気がする」といった感覚的評価では、VMD効果は正しく測定できません。ECサイトのように、訪問者数やコンバージョン率を数値化して分析することが重要です。

実店舗でも必要なKPIを計測・分析すれば、施策効果を正しく把握できます。
→ 関連ツール: Flowの店舗データ分析

3.2 実店舗VMDのKPIと計測手法

VMD効果測定には以下の4つのKPIが有効です。

① 入店率

店舗前通行人のうち入店した割合。ディスプレイ効果を測定する代表的KPI。
計測方法: 店前通行量(A)÷入店者数(B) → B÷A=入店率

② 購買率

来店客のうち購買に至った割合。ディスプレイや商品配置の効果を測定可能。
計測方法: 購買件数(POSデータC)÷来店数(B) → C÷B=購買率

③ UPT(Unit Per Transaction / 平均商品買上点数)

1人あたりの平均購入点数。セット販売やクロスMD効果を検証可能。
計測方法: 総購入点数÷購買件数=UPT

④ エリア別の滞在人数・滞在時間

ディスプレイ前で立ち止まった人数や滞在時間。展示内容の注目度を可視化可能。

→ 関連記事:
◆ 客数を把握する方法
◆ 購買率の計測方法
入店率の計測方法
レジ前混雑を見える化する方法
来店属性を把握する方法
棚前・什器立ち止まりの計測方法

 

まとめ

VMDの効果測定には、入店率・購買率・UPT・滞在時間といったKPIの数値化が不可欠です。データを活用して改善を繰り返すことで、より効果的な売場づくりが可能になります。

VMD効果検証ケーススタディ

実際の事例については以下をご覧ください。
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株式会社Flow Solutions は、来店計測とAI解析で店舗の見える化を実現。900店舗以上の導入実績があり、売上向上・業務効率化を支援しています。

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