来店客者の滞在時間を延ばす4つのポイント

来店客の滞在時間を延ばす4つのポイント

滞在時間を延ばすことの効果は、単に売り上げを伸ばすことだけにとどまりません。
今回は以下の4つのポイントに絞って、滞在時間を伸ばす効果について考えてみます。

目次

1.動線について考える
2.お客様の立場に立って考える

3.ディスプレイ
4.音楽の効果

1.動線について考える

お客様の滞在時間を計測したことはありますか?

動線を考えるうえで重要なのが、店舗レイアウトです。
店内が整然と整理され、どこに何があるかわかりやすいのは良いことですが、あまりにも店内動線が単純すぎると、お客様は目当ての商品以外に注目せず、結果として滞在時間が短くなってしまう原因となるかもしれません。

目当ての商品以外にも目を向けてもらうためには、什器の間隔を一定にしない、動線上にあえて什器を置いて方向を変えさせるなど、レイアウトに変化をもたせることで回遊率を高めることができます。

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2.お客様の立場に立って考える

ちょうどよいタイミングで声をかけてくれる店員さんのいるショップというのは居心地が良いものです。

ひとつのアイテムに1分以上注目している時間があれば、購入を迷っていて店員に相談したい、または、他人の意見や後押しがほしいという可能性が高いです。
このような場合、声がけするよう心がけますが、一人でゆっくり考えたいというお客様もいるため、あまり目を合わせようとしないお客様には特に慎重に声をかける必要があります。

滞在時間を延ばすためには声掛けだけでなく、自由に商品を見て回れる雰囲気づくりも重要です。

3.ディスプレイ

滞在時間に関連する要素として、商品のPOPや商品まわりのディスプレイは重要です。

売り場が整然としすぎて寂しい印象の時は、手書きPOPを置いてみましょう。
特に手書きの文字は、親近感を与えるとともに、お客様が商品を手に取る確率を高めるというデータがあります。

おすすめする理由だけでなく、作成したスタッフの名前を入れておくのもポイントです。POPに注目しているお客様とのコミュニケーションのきっかけにもなります。

商品のバックグラウンドや魅力を伝えるPOPがあることで、POPに興味を持ったお客様の滞在時間を大きく伸ばすことができます。



4.音楽の効果

音の効果は人間の脳に様々な影響を与えるため、BGMは多くの店舗の雰囲気づくりにとって重要なものです。

もちろんお店のコンセプトに合ったBGMを流すことが一番ですが、比較的ゆったりしたテンポの音楽を流すと、お客様の行動が緩やかになり、滞在時間が延びる傾向があります。

反対に、喫茶店などで回転率を高めたい場合は、アップテンポの音楽を流し、滞在時間を短くする工夫が取られることもあります。



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いかがでしたでしょうか?

滞在時間が伸びるということは、顧客満足度が上がる → 売り上げも伸びる、と考えられます。また、滞在されるお客様の数をしっかり把握し、売上向上の施策に反映させていきましょう。


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