Flowモバイル開発ストーリー
「数字に基づいて店舗を運営したい。でも、現場ではデータを見る時間がない」
多くの小売店舗では、売上、来店者数、購買率、スタッフの動きなど、日々さまざまなデータが生まれています。 しかし、そのデータが現場の判断や行動に十分活かされているとは限りません。
理由として、現場は忙しく、PCを開いてデータを確認する時間がないのです。
Flowモバイルは、こうしたお客様の声から生まれました。 本記事では、弊社プロダクトマネージャーと、モバイル開発者の声を通じて、 「データはあるのに使えない」という現場の壁をどう乗り越えようとしたのかをご紹介します。
お客様の声から生まれた機能
「現場は忙しくて、PCをバックヤードでチェックしている時間がない。 そこを解決する何かがほしい、というお声をいただきました。」
店舗では、本来「数字に基づいた運営をしたい」「本部からの指示をすぐ確認したい」という思いがあります。 しかし実際には、接客、売場対応、在庫確認、スタッフ間の連携など、日々の業務で手一杯です。
その結果、せっかくリアルな店舗データがあっても、活用しきれない状況が生まれていました。 これは、店舗にとって大きな機会損失です。
この課題を受け止め、チーム内で何度も検討を重ねた結果、 「現場で、もっと手軽に、もっと早くデータを確認できる仕組み」としてアイデアが生まれました。
小売現場を知る開発者だから見えたこと
「私は以前、小売マネージャーとして働いた経験があります。 その中で、現場のスタッフは、業務を効率化できるツールがあれば使いたいと考えていると感じました。」
モバイル開発をリードしたチームメンバーは、小売現場で働いた経験があります。 その経験から、店舗スタッフが求めているのは、複雑なシステムではなく、 必要な情報を、必要なタイミングで、すぐ確認できる仕組みだと考えていました。
たとえば、売場にいながら店舗状況を確認できること。 来店客数の変化を見て、準備や配置をすぐ見直せること。 最新情報をスタッフ同士で素早く共有できること。
こうした「現場で本当に使えるか」という視点が、開発に大きく反映されています。
最初からうまくいったわけではない
開発で、最初から大切にしていたのは「現場で使いやすいこと」でした。 チームではモックアップを作り、操作の手数を減らし、必要な情報をできるだけ簡単に見られるように工夫しました。
しかし、実際にお客様に操作していただいた時、期待していた反応は得られませんでした。 「シンプルに作ったはず」なのに、操作に戸惑う姿があったのです。
「もっと手数を減らし、もっと使いやすさを追求しなければいけないと感じました。」
この経験は、チームにとって大きな学びになりました。 開発側が「分かりやすい」と思うものと、現場で本当に使いやすいものは、必ずしも同じではありません。
だからこそFlowは、お客様のフィードバックを取り入れながら、改善を重ねました。 リリース後も完成ではなく、現場の声を聞きながら進化させていくことを大切にしています。
誰でも簡単に操作できることを重視
店舗で働く人は、社員、パート、アルバイトなど立場もさまざまです。 年代、国籍、ITへの慣れも人によって異なります。
だからこそ、Flowでは、誰か一部の人だけが使えるツールではなく、 誰でも簡単に操作できることを重視しました。
データを見るために時間がかかる。 操作に迷う。 確認するためにバックヤードへ戻らなければならない。
それでは、現場にとってデータ活用は負担になってしまいます。 Flowは、データを「見に行くもの」から、 現場でそのまま使えるものへ変えることを目指しました。
リアルタイムデータを、現場で意味のある情報に変える
Flowの開発では、技術面でも大きな挑戦がありました。 Flowプラットフォーム上にあるリアルタイムな大量データを、 モバイルアプリ上で分かりやすく、意味のある形で届ける必要があったからです。
AndroidとiOSの両方に対応しながら、リアルタイムで情報を届けるためには、 多くの調整と検証が必要でした。
しかし、トライアンドエラーを重ねた結果、Flowプラットフォームとモバイルアプリを柔軟に連携し、 現場に必要な情報をリアルタイムに届ける仕組みが形になりました。
Flowモバイルで実現したいこと
Flowが目指しているのは、単に店舗データをスマートフォンで見られるようにすることではありません。
本当に目指しているのは、 データを見た人が、その場で判断し、次の行動に移せる状態をつくることです。
- 店舗と本部の報告・共有を早くする
- 本部から店舗へのサポートをすぐ届ける
- 店舗内でスタッフ同士が情報を共有する
- 売場とバックヤードの連携をスムーズにする
- 店舗間で状況や在庫を確認しやすくする
このように、Flowは、店舗データを確認するだけでなく、 データに基づいたコミュニケーションを生み出すことを目指しています。

「見える」だけで終わらせないために
店舗データは、取得するだけでは価値を発揮しません。 大切なのは、そのデータが現場で使われ、判断や行動につながることです。
売上は、来店者数、購買率、客単価など、さまざまな要素の積み重ねで決まります。 しかし、その変化に気づくのが遅れれば、改善のタイミングを逃してしまいます。
Flowは、現場がデータに早くアクセスし、すぐに状況を把握できるようにすることで、 PDCAの回転を早めます。
*PDCAとは「計画・実行・確認・改善」の流れです。 たとえば、来店数が多い時間帯にスタッフ配置を見直し、翌週に結果を確認するような改善活動を指します。
まとめ:最後に選ばれる理由は、現場への理解にある
Flowは、 お客様の声を始めとした、小売現場を知る開発者の経験、そして「現場で本当に使えるものにしたい」というチームの想いから生まれた仕組みです。
データはあるのに使えない。 見たいのに、見る時間がない。 改善したいのに、判断材料がすぐ手元にない。
Flowは、こうした現場の壁を壊し、 店舗データを「あとで見るもの」から「その場で使えるもの」へ変えていきます。
だからこそ、Flowは単なる分析ツールではなく、 現場の行動を支えるパートナーでありたいと考えています。
■ 株式会社Flow Solutions は、来店計測とAI解析で店舗の見える化を実現。900店舗以上の導入実績があり、売上向上・業務効率化を支援しています。