事実(データ)に基づく対話で業務効率化と売上アップを実現する方法【店長とAM編】
これはそれほど難しいことではなく、いくつかのポイントを意識するだけで、対話の質は大きく向上します。

ケーススタディ:最適な対話?
このようなアドバイスだけでは、売上改善に繋がる具体的な実行策には結びつきにくいです。
ではどのような対話が必要でしょうか。
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1. 実際に起こった、または存する事柄。
「予想した災害が起こったという―をどう見るか」
2.《副詞的に。「…は事実だ」との気持から》 本当に。
「―そういう結果になった」
1.《名》ある問題についての考え。
「―を戦わせる」(それぞれ意見を述べて議論する)
2.《名・ス他》自分の考えを述べて人をいましめること。
「君から―してやってくれ」
接客は「お客様へのサービス全般」と言い換えることができます。それが「不十分だった」というのが、先程の店長の報告でした。
ここで3つの疑問が浮かび上がります。
1. 本当に接客は不十分だったのか?なぜそう断言できるのか?
2. どのぐらい接客が不十分だったのか?
3. 接客が不十分だと売上目標が達成できないのか?

では、それぞれをくわしく見ていきましょう。
最適な対話に重要な3つのポイント
1.接客が不十分だったと断言できる根拠は何か?ー定量的な計測の重要性2.接客が不十分だったのはどのくらいなのか?ー適切な指標設定と比較による評価の必要性
土曜: 来店客1,000名 接客数100名
接客数だけを見ると、どちらの曜日も達成していることになります。
では、来店客数に対してどのくらいの割合で接客できているかを示す「接客率」を見るとどうでしょうか?
土曜: 来店客1,000名 接客数100名 接客率100名÷1000名=10%
月曜の接客率50%に納得感はあるものの、土曜の接客率10%は低いと言わざるを得ません。接客できなかった人数が100名と900名では大きな差がありますし、その分売上機会を逸したことになるからです。
このように、適切な指標を選択することが大事です。そして、単一的な指標ではなく複数の視点で指標を設定することで、多角的に評価するべきです。

3.接客が不十分だと売上目標は達成できないのか?ー売上とKPIの相関性、因果関係、対策の明確化の必要性
b. 適切な指標設定と比較による評価
c. 売上とKPIの相関性、因果関係、対策の明確化
数字を根拠にした最適な対話の例
「一緒に先週のデータを見てみましょう。購買率が先々週と比べて若干下がっていますね。曜日別でみると、他の曜日はそれほどでもないですが、月・火と日が少し落ち込んでいます。何か原因は考えられますか?」

(Flowイメージ画像:購買率の日別推移/実線が先週、点線が先々週)
「先週月・火・日は、ショッピングモールでシニア向けイベントが開催されました。その影響で来店人数はいつもより増えたんですが、普段の客層と違う方が多く来店されました。その接客に追われて、普段平日の14時頃に行う品出しができず、夕方頃まで店頭で欠品が発生してしまったんです。このイベントは当面、月・火・日に継続的に開催されるそうなので、なにか対策を打たなければと考えているところです。」
AM:
「確かに、特に月曜・火曜ともに、13時~15時台の来店客数が先々週より伸びていますね。それまでアイドリングの時間帯だったこの時間を店内整理に充てていたってことですよね?」
「でもこれって、シニアの売上アップのチャンスですね。13時~15時台の来店客数がこれまでより伸びることが予め読めるのであれば、そこを狙ってスタッフを増員してみてはどうですか?」
「スタッフシフトを見直して、月曜・火曜の遅番の入り時間を早めてもらうか、早番の上がり時間を遅くしてもらって、その分他の曜日の出勤時間を調整すれば、なんとかいけそうです。ウチは金曜がそこまで来店客数が増えない傾向がデータから明らかなので、金曜を時間調整する曜日にしてみます。」
AM:
「いいアイデアですね、ぜひやってみてください!その次は、シニア向けの接客を一緒に考えませんか?客単価の高いシニア層の来店傾向、活かしましょう。」
「ぜひお願いします。シニア層の接客にスタッフ全員で頭を悩ませていたので助かります。実現できたら売上が伸びそうです。」
